美容コラム
知っておくべき豊胸手術の失敗例|どんなリスクがあるの?|
豊かなぷるるんとしたバストは女性の憧れですね。
胸が小さい事でコンプレックスを持っている方にとって、美容整形の「豊胸手術」は誰もが一度は検討した事があるのではないでしょうか。
また、豊胸手術は、単にバストのサイズを大きくするだけでなく、バストの垂れや形の悪さを整える施術方法もありますので、バストの美胸を目指される方にも向いている施術と言えます。
現在の豊胸手術には様々な方法が有りますが、豊胸手術を検討する場合、最も考えるべき事は施術リスクに関してでしょう。
施術自体の失敗リスクも恐くはありますが、豊胸手術に多いリスクは、そもそもバストアップの状態が持続しないあるいは何年もたたないうちに元の大きさに戻ってしまったなど、結局美容整形施術をした意味がそんなになかったというような事例が数々ございます。
今回は、豊胸施術を本気で検討されている方に豊胸手術にはどのようなリスクがあるか を徹底解説させて頂きます。
まず、現在日本で行われている豊胸手術の主流になっている方法にはどのような方法があるのでしょうか。
簡単におさらいしてみます。
プチ整形といわれる一種です。
施術方法はとても簡単で、注射でヒアルロン酸を注入する方法で、施術時間も短時間で終了します。
最大で2カップアップしますが、持続期間は1~2年とそう長くはないため、この方法でバストアップ状態を維持しようと考えましたら、定期的にメンテナンスが必要になります。
ただ、費用の相場も比較的安価で、¥50,000ぐらい~で施術を受けることが可能です。
ダウンタイムもほぼなく、次の日から仕事も学校も行くことも可能です。
また、他人にもバレにくいです。
最もお気軽にバストアップができる方法なので、豊胸施術初心者に向いていると言って良いでしょう。
公式サイト | 価格(両脇100cc) |
湘南美容クリニック | 202,500円~(税込) |
聖心美容クリニック | 300,000円(税別) |
THE CLINIC | 300,000円(税別) |
城本クリニック | 360,000円(税別) |
この方法は比較的 近年に開発された方法です。
自分の経血を採取し、それをジェル状に加工し、注射器で胸に挿入します。
こちらもヒアルロン酸注入と同じぐらいダウンタイムは短いですが、持続期間が3ケ月~1年ほどしかありません。
20年以上前からあり、現在ではすっかりポピュラーな豊胸施術方法となっております。
自分の体から機械を使って一定量の脂肪を抜き、その脂肪をバストに注射で注入する方法です。
自分の脂肪を抜いた部分はサイズダウンして、バストに注入できるというまさに一石二鳥の方法です。
また、異物を体に入れる訳ではなく、自分の脂肪組織を注入するという安心感もあります。
ダウンタイムは約1~2週間で、抜糸などのために術後も何回か通院しなくてはなりません。
自分の脂肪を注入する方法なので他人からはバレづらく、持続期間もそこそこ長持ちします。
公式サイト | 価格 |
城本クリニック | 200,000円~(税別) |
湘南美容クリニック | 380,000円~(税込) |
聖心美容クリニック | 480,000円(税別) |
THE CLINIC | 885,000円(税別) |
シリコン・生理食塩水を現在では医療用バッグあるいはインプラントバッグ・人工バッグと呼んでいます。
近年は、安全性と耐久性に優れたものが開発されているため、施術効果ががかなり向上したと言って良いでしょう。
胸の皮膚を切開し、大胸筋、乳腺部分にインプラントバッグを挿入する方法です。
ダウンタイムはかなり長く、当初3~4日の間は、バストをずっと固定しておく必要があります。
その後、約半年ほどは痛みを感じることになります。
抜糸や経過を見るため、通院も何回かする必要があります。
持続期間は基本的には永久持続とされています。
豊胸手術は美容整形施術の中でも、二重整形に次ぐ人気のある方の施術です。
やはり、胸を大きくしたいというのは女性の秘めた願望であるがゆえですが、豊胸施術を希望する総体人数はかなり多いです。
ただそのためか、豊胸施術に関していつのまにか「施術が簡単」」「リスクが少ない」という根拠のない噂が出回っております。
しかし、豊胸施術のリスクはかなりの件数上がっており、どちらかと言えばかなりリスクが多い方の施術であるとご認識ください。
豊胸施術によって起こり得るリスク・後遺症を行った施術方法別に後の項にて詳しく説明しておりますので、後述をご覧ください。
脂肪注入法の施術を選択される方に多い実例ですが、注入する脂肪の量を過剰に入れて欲しいとおっしゃる方が少なくありません。
そもそも豊胸施術は、バストのサイズを大きくしたい...という切実な願いを持って施術に行かれる方が大半の為、できるだけ巨乳にしたいという願望がついつい出てしまわれる事は非常に理解できます。
しかし、ご自身の元のバストサイズを考慮せず、脂肪を入れ過ぎてしまわれたとしても、バストに入れた脂肪の中で、血管とうまくつながらない脂肪はバストに留まらず、体内に溶けてしまいます。
それならとなるべく多目に注入しても、しこりや後遺症を起こすリスクが高まるため、 ドクターが推奨する適量を注入するようにしてください。
たばこを吸われる方は、脂肪注入の結果を悪化させる恐れがあります。
その理由は、たばこを吸うと体中の毛細血管が収縮してしまい、そのためバストに注入された脂肪周辺の組織の毛細血管も収縮するので血行が悪くなります。
豊胸によって脂肪を注入した場合、この脂肪が正しく栄養を吸収しないとバストの正しい脂肪として生着しません。
喫煙によって血行が悪くなると、新しく注入した脂肪が正しく血管とつながらないため、たばこを吸う人の場合はたばこを吸わない人に比べると、満足のいく施術結果に繋がらない確率がかなり上がります。
したがって喫煙者の方が豊胸を考える場合、何か月前から禁煙をある程度されてから施術をされる方がよいでしょう。
注射を注入する簡単な施術方法ですので、めったなことで失敗となる確率の低い施術です。
妙に価格が安く集客しているクリニックも多く存在します。
新人のドクターが簡単に担当しやすい分野でもあるので、できれば価格だけを重視せず、脂肪注入や人工バッグ方法など他の施術も経験のあるドクターにお願いする方が望ましいでしょう。
脂肪注入はまず、脂肪吸引の施術症例の数も合わせて確認できるドクターが望ましいです。
ご自身の脂肪を機械をかけ、良質な脂肪だけを取り除く施術ですので、脂肪を細かくバストに注入してくれるドクターでなくてはなりません。
豊胸の知識だけ持っているドクターが行ってもリスクを引き起こす可能性もありますので、ここは必ず確認するべきと言えそうです。
大掛かりな施術で、リスクも大きく伴う為、最も経験豊富なドクターを選ぶべきです。
また施術を行う時だけでなく、加齢によってバストの形が変わった際のことまでを視野にいれ、将来のメンテナンスなども共に考え、アドバイスをもらえるドクターにお願いすると良いでしょう。
それでは豊胸施術に関する具体的な失敗例とは、どのようなものがあるのかを見ていきましょう。
豊胸施術による後遺症は、最も多く報告されているリスクです。
特に、異物を体内に入れるという施術であるシリコンバッグを入れる方法は、顕著にその後遺症の確率が上がります。
また、施術による石灰化、しこりなどが残る事もあります。
詳しい後遺症の事例については、後述をご覧ください。
施術をしますので、痛みがあるのは仕方ありませんが、稀にこの痛みがずっと続いている方がおられます。
腫れや、胸の形の歪みなどのリスクもついて回ります。
これはリスクでもあり、単なる施術をした意味がなかったという事になってしまうのですが、豊胸施術をして、すぐに元に戻ってしまったという話はかなり良く耳にします。
また仮に施術をした形跡は残っても、形が左右非対称になったりと必ずしも希望通りにいかない事例が多々あります。
近年、豊胸施術に使われる人工バッグは改良に改良を重ねてあるため、昔に比べると破損のリスクは随分軽減しました。
しかし、あくまで異物には変わりがないため、破損のリスクも全くないわけではありません。
破損により、腫れ・胸の歪みなどのリスクとなります。
人工バッグを挿入する際、メスでバストの皮膚を切開しますが、その傷跡を目立たないように施術してもらうことができるかどうかは、ドクターの技術にかかるところが大きいです。
技術不足の医師が執刀をされると、傷跡が思い切り大きく残ってしまったなどというリスクがある可能性が起こり得ます。
人工バッグの挿入がうまくいかないと起こり得るリスクです。
胸の皮膚の表面が、 「リップリング」といって、波を打ったような状態になります。
バッグが寄れてしまう、バッグが圧迫されて起こるリスクです。
城本クリニックの豊胸症例件数が全国トップクラス。
城本クリニックは、豊胸で世界トップシェアを誇る米MENTOR社より、日本初の公認クリニックに選ばれております。
定期的な技術や情報交換により、常に豊胸技術の向上を目指しています。
城本クリニックでは、他院では米国最新豊胸術として定番になりつつある、「アクアフィリング豊胸」の施術をあえて導入していないようです。
その理由は、アクアフィリングに使われる成分の半分は水分ですが、残りの成分が体内に残った場合の安全性に対する疑問視により、本施術方法は使わないという方針を打ち出しています。
ただの脂肪注入ではなく自身の脂肪を抜いた後、専用の移植用バッグに入れ、良質な脂肪のみをフィルターにかけて抽出し、バストに注入するので、生着率を圧倒的に高める事ができ、 自然な仕上がりになります。
ドイツのBioScience社製の「ハイアコープ」という次世代のヒアルロン酸を使用した豊胸術です。
ハイアコープはしわ治療で使用されるヒアルロン酸と比べ約10倍の粒子サイズであるため、従来のヒアルロン酸より長持ちし、ヒアルロン酸の粒子が細かいほど分解速度が高い傾向にあり、粒子が大きい方が分解されにくくなっています。
ヒアルロン酸の豊胸施術の平均持続期間は通常1~2年と言われておりますが、ハイアスコープを使用すると、持続期間も2年~3年と長めです。
また特殊技術により、ヒアルロン酸ゲル同士の結合が他の製品に比べ密であるため、体内への注入後も組織内で安定した粘度を維持することが可能です。
B-Liteは従来のインプラントよりも30%も軽く、世界一の軽量バッグに仕上がっています。
従来のインプラントバッグでは、術後に慣れない胸の重さや違和感を感じることがあります。
世界一軽いB-Liteは、その違和感の移行をスムーズに行うことが出来ます。
現在、全国の美容クリニックで人気の「シリコンゲルインプラント」と変わらない自然な仕上がりに出来ます。
フワッと軽いのにボリューミーなバストがつくれます。
全豊胸施術に「エコー」を併用しています。
特に施術の持続期間が少ないと言われるヒアルロン酸の豊胸術では、エコーを併用することで、乳腺組織、乳腺下組織の理想的な層にヒアルロン酸を注入することができます。
また、面積を狭い範囲でヒアルロン酸を注入するため、元の大きさに戻るのを遅めます。
美容外科初の「ISO」(国際管理基準)を取得。
美容外科であるからこそ高品質な管理体制であることをモットーに大手美容外科で取得しているのは聖心だけなのです。
そして、美容再生医療の症例数の記録を更新。
プレミアムPRP皮膚再生療法の症例数が18,770例を突破。
そして、美容外科なのに、手術だけにこだわっていない独自体制、手術よりもマイルドな治療法「美容漢方外来」も開設。
東洋美容外来分野まで拡大しているまさに、「進化しつづける」クリニックです。
豊胸術の世界最先端の施術として、「幹細胞豊胸」という方法が美容外科学会でも注目されています。
国内で幹細胞豊胸が受けられるのは、聖心美容外科を含め、全国にわずか3クリニックのみ。
東京以外で施術を受けられるのは聖心美容クリニックのみです(2015年3月時点)。
症例数600以上と、世界的にもトップクラスの症例の多さで、海外からこの施術を受けに来られる方も大勢おられます。
幹細胞豊胸術は、自身の脂肪を採取し、脂肪から抽出した幹細胞をバストに注入する施術です。
聖心美容外科クリニックでは大学病院でも使用されている、幹細胞抽出マシン「セリューションシステム」を導入。
そして、不純物を徹底的に取り除く方法も併用しております。
もちろん定番の豊胸施術法はすべて取り扱いしてますが、聖心美容外科では、バックと自身の脂肪注入を併用し、脂肪注入の場合は生着率が問題となるので、そこをバッグでカバー。
反対に手触りに関する欠点は脂肪でカバーと双方のメリットデメリットをカバーし合う施術方法です。
そして、豊胸施術によく問題視されている「カプセル拘縮」のリスク軽減も計ることができ、スキのない豊胸施術コースを打ち出しています。
前述しましたように、豊胸施術は、行った施術方法に従って個々に後遺症が残る可能性があります。
それでは具体的にどのような後遺症が残ることがあるのか、その事例をご紹介していきます。
豊胸施術で起こるリスクの最も多い事例です。
ヒアルロン酸注入のような簡単なプチ施術であってもこの石灰化は起こり得ます。
豊胸施術後、バスト周りに栄養が足らなくなってしまった場合、施術を行った箇所の周りが炎症を起こし、血液中に含まれるカルシウムが固まってきて、石灰化を起こします。
石灰化自体は治療が必要なものではありませんが、レントゲンに白く写ったり、乳がんの際の発見が遅れるなどのリスクがあります。
人工バッグの挿入後に、バストの中で人工バッグが膨らんだり、縮じんだりして、人工バッグが変形してしまうことをカプセル拘縮と言います。
まず人工バッグが体内で異物反応が起き、人工バッグから体を守るために人工バッグ周辺に硬い被膜が作られます。
この被膜が縮んでくると人工バッグが圧迫してしまうため、このカプセル拘縮を起こします。
それにより、胸の大きさや形に左右差ができてしまう可能性があるのです。
失敗例の項でもご説明しましたが、術後に、挿入した人工バッグが波打つ、不自然なシワになっている状態をリップリングと呼びます。
カプセル拘縮や、バッグを挿入するスペースの確保が甘いと、人工バッグが胸の中で折れ曲がってしまったことで、このリップリングが起こります。
原因としては、自分の体型に合わない人工バッグを挿入すると、リップリングはもっとも起こりやすいようです。
リップリングが起こると、胸が歪んだ形になったり、皮膚表面に人工バッグの縁がはっきり表れたりなど、バストの見た目が非常に醜くなってしまいます。
ごく稀な例ですが、バストに注入するための脂肪を抜いたところの箇所が凹凸を起こす事があります。
原因としては、脂肪の採取を丁寧に行われていなかった、均等に脂肪を採取できていなかったなどの医師の技術不足によるものです。
このリスクは、元々お体に脂肪が付いている割合が少ない痩せ型の人に多い施術リスクです。
脂肪が抜ける箇所が少ない為、脂肪をなんとかついているところから無理やり採取しようとするためです。
自身の脂肪を注入した際、その注入した脂肪が乳房周りの脂肪とうまく馴染まない場合、石灰化の項で説明しましたが、脂肪周りが炎症を起こし、脂肪周りにカルシウムが付着したことで石灰化が起こり、しこりのようになってしまいます。
このリスクも医師の技術不足によるものです。
採取した脂肪の不純物をきちんと取り除いていなかったり、脂肪の注入の仕方が丁寧に行われないなどの要因により起こり得ます。
献血豊胸は法は、血液をジェル状にしたプラズマジェルを胸に注入する方法です。
この方法による後遺症は、血液のジェルが多量に注入されすぎるジェルに不純物が混じっていることなどによって起こります。
しこりができてしまうと、胸の感触が、固く、異物感があり、胸が不自然な形で腫れてしまったりなどの症状が起こり得ます。
これは施術当日、翌日ぐらいの症状ですが、痩せ型の方や元々貧血気味の方などに多く見られ、血液を抜きすぎたために貧血が起こることがあります。
ヒアルロン酸に対して、体が異物反応を起こしますと、ヒアルロン酸を注入したところの周辺に被膜が作られてしまいます。
すると体内でヒアルロン酸が溶けずに残ってしまい、これがしこりの原因になります。
この原因は、質の悪いヒアルロン酸を使用したり、狭い範囲に大量のヒアルロン酸を注入したりすると、ヒアルロン酸が体内に溶けずに残るためです。
一旦、しこりができてしまうと、触った感触も固く、不自然になってしまいます。
この場合、ドクターに再診察をお願いし、ヒアルロン酸を溶かしてもらう、吸引してもらうなどの方法で対処をしてもらうことです。
ヒアルロン酸はお顔用やサプリとしても用いられる成分ですが、豊胸用に注射をしても、サイズアップはしますが、「柔らかさ」という点に関してはやや効果が欠ける部分があり、注入量や注入箇所、ご本人の本来のバストにあった脂肪量や固さによって仕上がりが大きく影響します。
ですので、元々痩せ型で胸がかなり無かった方が、多量のヒアルロン酸を注入する施術に関しては柔らかさを追求することは難しいかもしれません。
また、ヒアルロン酸を注入する位置が重要で、バストの皮膚の表面に近いところに注射をすると硬くなり、乳腺と胸筋に近いところにうまく注射をしてもらうことが重要です。
術中、術後に皮膚から身体に菌が入ってしまうと、菌がヒアルロン酸の周囲で炎症を引き起こすことがあり、腫れや痛みを引き起こす可能性があります。
しかしこれは全体の1%程度できわめて稀なケースのリスクです。
術後、一定期間を経ても、傷みや腫れが引かないようでしたら、再度ドクターの診察を受けましょう。
美容整形の豊胸施術は、施術の種類によって予めおおよその「持続期間」の相場が決まっております。
ヒアルロン酸、献血採取の方法などの持続期間はよくもって1年、長くて2年ぐらいとなりますので、この方法を使ってバストを維持する場合は、毎年~2年毎に同じことをする必要が出てきます。
脂肪注入の方法は、効果の持続期間はどのぐらいと具体的に名言はできませんが、個人の脂肪の生着率によるものが大きいようです。
施術を受けた時点では無期限や永久効果という前提ですが、逆の言い方をすれば、体の脂肪に注入した脂肪が生着しなかった場合は、豊胸手術によるバストアップ効果はその時点で終わるということです。
よくあるケースですが、5年ほど経過した頃に、豊胸のために入れた脂肪がうまく生着せず、この時点で最初から人工バッグにしておけばよかったと後悔される方も少なくないようです。
そして、結果的に人工バッグ方法で再手術を受けなければならなくなってしまうということになります。
脂肪注入法もクリニックにより、100万近い施術代金が必要になりますので、この点も考慮して施術方法を選択するべきでしょう。
人工バッグの場合、バッグの耐久性というものがあります。
人工バッグの品質はどんどん最新のものが開発されていますので、昔に比べるとかなり良くなっており、現在日本のクリニックで使われているものは、平均10年~30年は持つといわれてます。
しかし、理想としては、10~15年経過した頃には、中のバッグを入れ替える事が推奨されます。
また、人工バッグを使った場合、将来的にもう1点問題となる事があります。
他の施術方法に比べると、異物を入れているため、バストが垂れるということはないわけです。
そして、寝そべったときにまで自然に肉が流れるかどうかも、その方の仕上がりによりますが、いずれにしましても自然なバストにくらべると、仮に貴女様が50代、60代になられた際に年齢相応なバストとは言えなくなってきます。
人前で裸になる機会がある場合、この年代になりますと不自然になっている予想はつきますので、「若いころ豊胸したんだな...」というように、バレやすくはなってしまいます。
前述しましたような背景により、人工バッグを挿入した施術は術後のサイズアップは確実性はありますが、10年20年後にご自身が年齢を重ねられて来られた時、若いころに入れた人工バッグを抜きたいと申し出られる方が少なくないようです。
しかし、これも時間の経過と共に「バッグを抜きたい」とご自身がお考えになられたタイミングには、既に抜くことが難しい状態になっていることもあります。
それでは、豊胸手術後の10年後の将来を想像して、人工バッグの抜去のやり方とタイミングについて検証してみましょう。
人工バッグを使った施術で、抜去が最も簡単なのは、生理食塩水バッグのものを使用した場合です。
生理食塩水は術中に破って取り出しても問題ない液体なので、抜去に関してもほとんど問題なく行えます。
シリコン製の人工バッグの場合の抜去は場合によっては難しいこともあります。
シリコンはシリコン自体に負担をかけないように慎重に取り出す必要があるためです。
中でも1番、抜去しづらく難しいケースは、豊胸施術の後遺症が進んでいる際、 強いカプセル拘縮、石灰化・しこりなどを併発してしまっている場合です。
ここまで後遺症が進行してしまっている場合は、脇から取り出せないことがあるため、かなりハイリスクな抜去と言えるでしょう。
これは、現在の日本国内では、どのような名医のドクターが行ってもかなり難度の高い抜去施術になるようですので、普段よりご自身が豊胸施術によるしこりなどが気になられている場合は、注意が必要になるでしょう。
今回は、「豊胸施術のリスク」についてセンシティブなお話しをさせて頂きました。
バストは女性にとって最も大切な部分であるがゆえ、すぐにこの貧乳からさよならしたいのはやまやまですが、少し冷静になり、こういったリスクがあることも十分考慮して行うべきです。
むしろ、このように事前情報収集をよくよくされ、これらのリスクをすべて回避し、理想的なバストを手に入れさせてくれるドクターにめぐり合い、長年のバストの夢を実現してください。
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